2013年12月6日金曜日

第10回市役所大通り街並み委員会


1130日(土)に、横浜国立大学より野原卓先生をお招きし、第10回市役所大通り街並み委員会を開催しました。市役所大通りの商店主・住民9名と、市役所から10名、オオバから2名、横浜国立大学から3名、街なか創生協議会から4名の関係者の参加を頂きました。以下、概要を報告致します。

道路・復興公営住宅に関して
 石巻市から道路と復興公営住宅に関して中間報告をいただき、全体で課題の共有を行いました。
雨水排水計画に関して
 雨が降るとたちまち水没してしまうことが課題でしたが、現在市で考えている雨水の排水計画をご説明いただきました。日和山より流れ込む雨水に関しては下水道事業で整備される雨水管と、新たに設ける集水枡で旧北上川に排水します。また、通りに関しては歩道と車道の間に側溝を設置して排水します。


歩道幅員の設定
 現在の検討案として下図の道路図面が示されました。県警、県との協議の結果、広小路と小学校前の交差点には右折レーンがやはり必要であるとのことでした。永巌寺の参道近くの交差点について余白(路肩)の使い方に検討の余地が生まれたため、この部分をどう活かしていくのか、これまでのアイデアをもとに協議していくことが共有されました。


その他、電柱・電話線のポール、車止め等は現在位置と同じ、歩道と車道の境界に設置する予定で検討されています。決定に向けて今後再度協議を行う予定とのことですが、何が何処に立っていればよいかを考慮しながら道路幅員を検討していく必要があることが示されました。

復興公営住宅
 復興公営住宅についても、下図のような検討案が市役所の復興公営住宅課より示されました。35戸の6階建ての建物となり、1階部分には駐車場、駐輪場、地域の方々も利用できる集会所が設けられる予定。復興公営住宅の北側と南側には大小の広場が検討されており、「まち」としてどのような広場の利用方法があるのか、広場の大きさや配置は適切か、協議をしていく必要があります。


まちづくり手帖(案)に関して
 5月から横浜国立大学野原研究室のご協力を得ながらとりまとめてきた「まちづくり手帖(案)」について説明がありました。「まちづくり手帖(案)」は、区画整理事業に伴い、市役所大通りをどのような通り・街並みにしていくか、ビジョンとその方策を示したアイデアブックです。内容に関しましては、委員の皆さまに一通り読みこんでいただいたうえで、ご意見ご指摘をアンケートにて頂き、詰めていくことになりました。
次回をもってまちづくり手帳(案)について最終的な取りまとめを行い、まちづくり検討協議会へ提案していくことが出来ればと考えております。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿