8月9日、10日に横浜国立大学より野原卓先生をお招きし、第5回、第6回市役所大通り街並み委員会を開催しました。9日の会議には商店主9名と、オオバ1名、横浜国立大学から3名、街なか創生協議会から3名の関係者の参加を、10日の会議には商店主7名、市役所区画整理課から3名、横浜国立大学から3名、街なか創生協議会から3名の参加を頂きました。以下、概要を報告致します。
■道路の車線構成について(9日)
市役所大通りは避難道路として10mから17mに拡幅されますが、その道路のうち、何メートルの車道が何車線で、歩道が何メートルかはまだ決まっていません。1日目の9日は、これまで話し合ってきたまちづくりの方向性やアイデアから、模型を用いながら道路構成について検討を行いました。結果、以下のBの道路構成が良いのではないかとの意見が出されました。
B案はまだ実現できると確定した訳ではありませんが、このような計画の方向で今後市役所担当課や警察との協議を行っていく予定です。
■みちの使い方について(9日)
また、野原先生から前回まで出された道の使い方のアイデアのまとめとそれを模型にしたものが紹介され、それらを用いながら実際にどこに設置・展開していくかについて検討がされました。以下、いくつか例をご紹介します。
【フラットで歩行者にやさしいみち】
・歩道と車道はなるべくフラット(フルフラット)として段差のない道路空間を目指す。特に車道と歩道の舗装の工夫、段差の工夫を凝らす。
・街路樹等は置かず、緑は復興公営住宅に面したところにポケットパーク的に設ける。
・横断歩道を多めに設けるなど道路の横断がしやすい工夫をする。
【余白を活用する】
・右折レーンができた場合も、右折レーン以外の余白部分
については、地域が豊かになるような使い方の工夫をしていく。
・たとえば、ベンチを設け一休みできるようにしたり、自転車の駐輪スペースを設ける。
・空地となっているところではイベント、屋台市などを催し、歩道と一体となった利用をする。【みちを柔軟につかっていく】
■沿道のあり方について(10日)
2日目は、模型を用いて道路沿いの建物や空地のあり方について検討を行いました。以下、それらの内容について出された意見をご紹介します。○復興公営住宅・集会所スペースについて
・集会所を予定しているスペースは、NPOなどの事務所となってもよい。
○建物用途について
○街路灯について
・街路灯は土地区画整理事業の中で整備してほしい。道路を照らす照明も必要だが、各店舗を照らすような照明もあると良い。
■まとめと今後のスケジュール
今回は、市役所大通りを想定して作成した模型を用いて2日間連続で街並みについて検討を行い、おおよその将来像についてイメージをしました。「みち」については、なるべく歩道を広く取り、買い物客にとって歩きやすい・買い物しやすい仕掛けを歩道や空地、建物正面を使いつくっていくこと、「まち(建物)」については、各店の営業方針を尊重しつつ、協力してできる「おもてなし」や次世代へとつながるためのアイデアが模型を通して整理されました。
次回は、今回共有された街並みについて、これまでの会議で出された意見の整理を行います。また、市役所復興住宅課の方にもお越し頂き(予定)、復興公営住宅の計画の状況などについて意見交換を行う予定です。
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