2013年12月23日月曜日

第22回ライフスタイルブランド化部会

11月21日(木)に第22回ライフスタイルブランド化部会が開催されました。


久しぶりの開催だった前回の会議(およそ1年ぶり!?)で、これから石巻のブランド化を図っていくにあたり、他地域の地域ブランド化の事例を調べてきましょう、という宿題が出されました。

そこで今回は、それぞれ調べてきた他地域における地域ブランド化について紹介、意見交換を行いました。

1.「富山県推奨とやまブランド」について
認証制度をつくり、地場産品を全国へ発信。見せ方が上手で、ウェブ等での情報発信量が多い。戦略的にブランド化とそのPRを行っている。

2.「長野県小布施の取組み」について
観光資源として町民の暮らしぶりや生活文化をブランド化している。ウェブ、刷り物などのセンスが良く、統一感もあって、見せ方が上手い。街並み修景も行われ観光客に人気。

3.「北海道富良野の取組み」について
都会的(アーバン)な感性で田園都市(ルーラル)を作るというコンセプトで、「ルーバン」という造語をつくり、「ルーバン・フラノ構想」を掲げ街づくりに取り組んでいる。

4.「広島県観光PRの取組み」について
「おしい!広島県」をキャッチフレーズに、観光大使のお笑い芸人を起用したポスターや映像広告などで、観光スポットや食などの地域特性をPRしている。

それぞれの地域でコンセプト・キャッチフレーズを掲げて継続的な取組みが行われていることを確認。。。石巻でもブランドコードのようなものを定める必要があるのでは?
といった意見が出されました。

そこで、石巻では具体的にどんなことを行っていくべきか。。。

ブランドコードは認定の仕組みや生産者の視点を盛り込んでいかなければ厳しい…とのこと。
・AKBの名曲に乗せて石巻の元気を発信
・ご当地ヒーローシージェッター海斗を用いた地場産品のPR
・石巻を象徴するようなポスター(刷り物)を作成

などなどのLSB部会として取り組むべきアイデアが出されました。
いずれにせよ、誰に対し、誰が発信していくか、がまだ少し煮詰まっていないようです。

とはいえ、いつまでも議論ばかりでは前に進みません。
目に見えるものをLSB部会でつくろう!ということで、これらのアイデアをどのようにすれば進めることができるか、各自持ち帰って次回また検討を進めることとなりました。

ライフスタイルのブランド化…。これは本当に難しいことですね。。。

2013年12月6日金曜日

第10回市役所大通り街並み委員会


1130日(土)に、横浜国立大学より野原卓先生をお招きし、第10回市役所大通り街並み委員会を開催しました。市役所大通りの商店主・住民9名と、市役所から10名、オオバから2名、横浜国立大学から3名、街なか創生協議会から4名の関係者の参加を頂きました。以下、概要を報告致します。

道路・復興公営住宅に関して
 石巻市から道路と復興公営住宅に関して中間報告をいただき、全体で課題の共有を行いました。
雨水排水計画に関して
 雨が降るとたちまち水没してしまうことが課題でしたが、現在市で考えている雨水の排水計画をご説明いただきました。日和山より流れ込む雨水に関しては下水道事業で整備される雨水管と、新たに設ける集水枡で旧北上川に排水します。また、通りに関しては歩道と車道の間に側溝を設置して排水します。


歩道幅員の設定
 現在の検討案として下図の道路図面が示されました。県警、県との協議の結果、広小路と小学校前の交差点には右折レーンがやはり必要であるとのことでした。永巌寺の参道近くの交差点について余白(路肩)の使い方に検討の余地が生まれたため、この部分をどう活かしていくのか、これまでのアイデアをもとに協議していくことが共有されました。


その他、電柱・電話線のポール、車止め等は現在位置と同じ、歩道と車道の境界に設置する予定で検討されています。決定に向けて今後再度協議を行う予定とのことですが、何が何処に立っていればよいかを考慮しながら道路幅員を検討していく必要があることが示されました。

復興公営住宅
 復興公営住宅についても、下図のような検討案が市役所の復興公営住宅課より示されました。35戸の6階建ての建物となり、1階部分には駐車場、駐輪場、地域の方々も利用できる集会所が設けられる予定。復興公営住宅の北側と南側には大小の広場が検討されており、「まち」としてどのような広場の利用方法があるのか、広場の大きさや配置は適切か、協議をしていく必要があります。


まちづくり手帖(案)に関して
 5月から横浜国立大学野原研究室のご協力を得ながらとりまとめてきた「まちづくり手帖(案)」について説明がありました。「まちづくり手帖(案)」は、区画整理事業に伴い、市役所大通りをどのような通り・街並みにしていくか、ビジョンとその方策を示したアイデアブックです。内容に関しましては、委員の皆さまに一通り読みこんでいただいたうえで、ご意見ご指摘をアンケートにて頂き、詰めていくことになりました。
次回をもってまちづくり手帳(案)について最終的な取りまとめを行い、まちづくり検討協議会へ提案していくことが出来ればと考えております。